プラスマイナスゼロ指向

ぷらまいぜろで思ったことを綴ります。

起業したての価格設定


プチ起業、ママ起業が、非正規雇用の問題とつながっているということ|柴田朋子~キャリアデザインでHAPPYになろう~

 

この記事を面白いなぁと思ってよんでいた。

コメントでちょこちょこ、「本物のプロはそんな場所で競争しないでいいはず」ってのがあるけど、お気楽な場所にいるんだなぁと思う。

 

既婚の女性は、結婚してるってだけで価格面でシビアな局面に立たされます。理由は「夫の稼ぎがあるでしょ」といった無言の圧力。

女性が多くつく職業は安いものが多いでしょ。上記の記事にも書かれてたけど、保育も介護も、店頭販売も。派遣なんかでも、1人では生きて行けない給料にしかならない時間設定の仕事が結構ある。
まぁ、既婚女性だったら、基本的にそれで困らないわけです。だって、ぶっちゃけ夫の稼ぎがあるんだもの。

困るのはそういった職につく独身女性。女性向けの仕事として沢山募集があるものは安い。やっぱり上記のように結婚してやめるなり夫に養ってもらうなら安くても良いでしょ、という無言の圧力がある。
男性でそういった職に就きたい人で、給与の面で諦めるケースもある。いや、他に仕事が無くて、低い給料で働かざるをえない人も沢山いる。

 

起業にしても同じで、既婚女性が起業しても、の稼ぎがあるうえの安全な位置でのお遊びととられることが多い。
安全な位置から小さく手堅く起業するのは良いことだし、安定収入がある中で起業というのは無茶な仕事に突っ込まなくてよいので、とてもいい環境だと思う。
だけど記事のように、ときどき起業をちょっと勘違いをしてしまう人がいる。
価格設定で、「の稼ぎがあるからできる安い販売価格」にしてしまう。
それは結局、が値引き分の価格を払ってるだけにすぎない。
それはもう起業ではなく趣味である。
が職を失ったら泡と消えるものなら、趣味としか言いようが無い。

 

とはいえ、起業したてだと価格設定は難しいものだと思う。
じゃぁ、どういった価格設定をしたらいいのだろう?
起業したてであれ、継続してキチンと「ビジネス」をする気があるのなら、価格設定の基準は「人を雇って実現できる価格かどうか」と考えたら解りやすいと思う。
商品の原価、光熱費、通信費、作業と事務にかかる時間は、他人を雇ったとして時給で計算する。
自分がやっていると思うとついつい無料である気がしてしまうけど、それを他人にしてもらうと考えると結構クリアに費用が見えてくるものなのです。 

どうしても扶養範囲に収まりたいと言うなら、単価を下げるのではなく、規模(対応時間、納品点数)を小さくしたらいいのです。

ただ、既婚者の女性だからといって、わざわざ扶養範囲でおさまるような稼ぎにする必要なんて無いです。年金だって基金使って割り増しでたっぷり払って沢山貰ったほうがずっと安心です。

稼ぎまくって沢山納税していったら、もっとずっと社会がよくなるとおもうのです。

1人雇ったら、世の中から1人失業者を減らせるんだよ。自分の力でね。