プラスマイナスゼロ指向

ぷらまいぜろで思ったことを綴ります。

ハートオブディクシーにハマってます。

日曜九時からBSのDLifeというチャンネルでやっている、ハートオブディクシーというテレビドラマが好きです。

大まかなあらすじは、都会で医者をやっていた女の子が南部の田舎町で開業医をやることになり、その町での日々。

アメリカのテレビドラマは好きだけど、大雑把に分類すると、犯罪もの(クリミナルマインド、クローザー、コールドケース、ホワイトカラー、etc)、医療もの(Dr.ハウス、グレイズアナトミー、ER、etc)、弁護士もの(ハリーズロウ、スーツ、アリーマイラブ、etc)、SFもの(ロスト、アンダーザドーム、etc)の4つがほとんど。

(あとはコメディとか学園ものとかどろどろ恋愛?)

ハートオブディクシーは、主人公の仕事こそ医者で、弁護士も出てくるけど、なんともほのぼのしたお話。

心底悪い人なんて1人も出てこないし、殺人も起こらない。のんびりと流れて行く田舎の日々と、ちょっとした恋愛ごたごたや、両親との確執が中心。
夫が何が面白いの?と聞いてくるくらい。

サザエさん的な?みんな良い人で幸せな日常。
こういったホッとできるドラマって、なかなか無いのよねぇ。

SMASHというドラマも、4カテゴリーに属さないもので、楽しく見ていたのだけど、先日最終回を迎えました。

 

日本のテレビドラマは朝ドラ以外ほとんど見ませんが、前に描いたNHKの火曜10時枠は気になるものが多いです。

オリンピックで楽しむこと

オリンピックでメダルを取れなかった選手に、ネットで見かける意見がある。

「楽しいとか言うな。税金使われてるんだから悔しがれ。メダルとれないなら行くな」etc...

 

そういった意見を目にすると、何様なんだろうなぁと思う。

何かに対して、楽しめる、ということは最大の武器だと思うのね。楽しめなかったら力なんて発揮できない。そして、楽しめるような土壌を提供するのが、見ることで楽しませてもらう観客の私たちのつとめじゃないのかなぁと。

メダルの期待するのは良いと思うけど、それで追いつめちゃダメだと思うのよねぇ。

ようやくスノボで二人の選手がメダルをとったけど、この二人は「楽しんでいた」ことが実力を出せた理由じゃないかと思うの。

楽しむ、ということは心に余裕があるってこと。それができないと結果なんて残せないよ。

メンタルが強いと言われる選手は、楽しむことができる選手だと思う。そして、それは環境に左右されるんじゃないかな。

 

あと、メダルとれない競技でも、興味をもってもらえ、認知度が増えたら目指す人が増え、国内でも競争が高まって、結果として国際的にも強くなっていくんじゃないのかな?また、資金面でもスポーツは厳しいって聞くけど、マシになるだろうし。

 

楽しめた選手は実力を発揮できた選手、悔しいのは実力を発揮できなかった選手。

みんな胸を張っておつかれさまでしたと伝えたい。

 

願わくば、全ての選手が楽しんで実力を発揮して、その上で日本人選手がメダルとったら嬉しいなぁ。

紙の月のリアルなナイフ

NHKの22時にドラマ10というドラマ枠がある。
特に見ようと思ってみた訳でないけど、ニュースのまま突入で目についてしまう。
「下流の宴」「カレ、夫、男友達」は最終回までじっくり見た。
「はつ恋」「ガラスの家」もちょこちょこ見た。
正直、「エグい」作品が多い。ドロドロ。

昨日「紙の月」が始まって、たまたま目にしたのだけどそのまま見てしまった。
うーん。エグい。

 

主人公は、結婚10年で子どものいない専業主婦。
子づくりのための努力もしてもらえないまま、毎日基礎体温を測りグラフをつける。
パートを始め、やりがいを得たと思っていたが、「君の稼ぎなどあってもなくても関係ない」という夫。
『自分の存在価値って何だろう?』問い続ける。

 

専業主婦の危険性って、経済面で言われることが多いのだけど、私はそれより、精神面の方がリスクが高いと思っている。

 

ある種の男の人にとって、妻が専業主婦って言えることはステータスなんだと思う。
「自分の稼ぎで食べさせてやってる」「妻が働いても働かなくてもいいよ。どうせ大黒柱は自分だから」と言えるような環境にある、という自尊心。
だから、妻が稼ぐのなんて面白くない。
妻の仕事なんて卑小化したい。「たかがパート」「道楽」と思いたい。それが立派な男(!?)であることの証明になるから。
といっても、妻がフルで働いても家事なんて絶対やらないタイプ。男はこうあらねば〜の理想が高くって。

 

対して主人公のような生真面目な妻は考えちゃう。
自分がこの世の中に必要とされてるだろうか?
正直いなくなって困るのって夫くらい?
悲しんでくれるひとはいるだろうけど、困る人ってあんまりいないだろう。子どもがいたら、子どもは私がいないとね、と自尊心を保てるけど、そうでないとかなりキツい。
ボランティアなり仕事なりのライフワークをもってないと、正気を保てないと思う。特に夫があれじゃ。

 

私も正直なところ主人公のような考え方をする方で、自分の存在価値って何だろうというのはよく考える。存在していていいのだろうかとも考える。
主人公と違って共働きで仕事をしているけど、職業にしても、人の役に立っているだろうか?もっと役立つ仕事につくことができるんじゃないだろうか?と常に考えて追われている。
とてもじゃないけど専業主婦は無理です。お金の問題じゃなくて、精神的に自分の存在を肯定することができなくなると思う。

 

だから正直、ドラマの端的な感想は、「こんな夫じゃなくてよかった」だった。まぁ、20代30代の若い夫婦世代で、妻に専業でいて欲しいという人は多数派ではないだろうけど、ドラマを見て、「妻の贅沢な悩み」って感想ではなく、「イラっとする夫だな」とつぶやく夫で良かった。

 

ちなみに一番ぐっと来たのは豆腐が落ちるシーン。
「おおきなかぶ」で、ねずみという小さな力が加わってカブがぬけるのと似たような感じで、ギリギリの時って、ほんの些細なことで容量がいっぱいになって溢れるってことがあるんだよね。

うん。

豆腐って、水分があるから片付けるの面倒だしね!

40才ごろに襲ってくる心の転機

基本的に後悔はしない性質である。

後悔しないような人生を送ろう、というのがモットーの一つであるから。

 

でも、15年以上働きもう今やってる仕事は大した努力をしなくてもささっとこなせるようになった頃、ヤバいな、と思えてきた。

勉強はしてきた方だと思う。学生時代はもちろん、社会人になってからも自腹で業界の研修を受けたり、学校に通ったりもしてきた。

 

40になったら、というか30代半ばから、求められているスキルが、ガクンと変わってくる気がする。

人をまとめあげる能力だとか、プロジェクト遂行能力は、20代のころから求められてきたけれど、それより一つ上のくくり、複数部署をまとめあげる能力だとか、会社の方針を左右するような大きな決断を迫られる。おっとっと。

 

不得意な方ではない。責任に対するプレッシャーにも強い方だと思う。

だけど、もっと現場に近いところでやっていたいな、という気持ちがある。現場で一生スペシャリストでいる人もいる。現場の能力が自分なんか比べ物にならないほどマニアックでスペシャルな人だ。

しまった、もっと勉強しておくべきだったか?

留学だとか、転職だとか、もっと真剣に考えておけば良かった。

 

40代で転職となると、市場は小さくなっていて、スペシャリストとして生きるには、数年契約など不安定な環境が多い。

だけど、不安定な環境であるほど、自分の能力を発揮できる思い切りを持てるかもしれない。

 

人は40才で一旦仕事の転機があると思う。

全く違う世界に踏み込むのはこれが最後のチャンスだと思う。

一生に一度の人生。

踏み出してみるか?

テレビ局に期待すること

冬のスポーツと言えば、個人的に、フィギュアスケート観戦が楽しみです。

浅田真央選手が出てきてから、放送も格段に増えましたね。

…………ですが。

NHK杯以外の国際試合、生放送って、ほとんどゼロです。

それどころか、全日本選手権も、生放送ではなかったりします。

 

海外で行われているフィギュアスケートの大会(グランプリシリーズなどの大きな大会)は、海外では、webでも生放送してくれてたりします。

なので、私はwebで、生放送で鑑賞することも多いです。

 

ニュースなどで先に結果を知りたくないから放送までニュースにのせるな、なんて暴論も見かけたことがありますが、ネットの世界では国境など無い訳です。

テレビつけずに海外のテレビ局のwebサイトで閲覧したら良いと思います。

特に日本の場合、選手が少ないアイスダンスやペアって、マトモに放送してくれません。BSやCSでは放送されたりするのですが。されないこともおおいです。
(日本人がでてたら、そのペアだけ放送とか)
アイスダンスが好きな私としてはちょっと残念です。

 

今度、グランプリファイナルが日本で行われるというのに、放送されるのは女子シングル、男子シングル、エキシビションのみのようです。

 

唯一NHKが冠になってるグランプリシリーズのNHK杯は、生放送、さらにしばらくwebで録画が見られるといったサービス満載です。

BSでいいから、ぜひ生放送でお願いします。

webでもやってくれたら、なおさら嬉しいです。

あと、連ドラなんかも、1週間くらいwebにアーカイブのせたりできませんかねぇ。

なんだかできることって凄く凄く多いのに、遅れてる感が否めないんですよね……。

国内の企業が国内で楽しむものを提供していても、競争相手は意外と海外にいたりするんですね。

男性社会だな、と思う時

仕事の上で女性も男性も、すくなくとも若い世代では差は少なくなってきていますね。

私が勤めている会社も、若い会社ということもあり、男性女性で差がありません。

 

ただ、仕事をしてる中で他の会社を訪問することがあるのですが、あ、この会社男性社会だな、と思う瞬間があります。

それは、応接室に通されたときに、テーブルセットがソファーにローテーブルの時。

 

女性のスーツって、大抵膝くらいのスカートな訳ですよ。

タイトスカートだったら、座るとスカートが上に引っ張られて短くなる訳です。

簡単に言うとパンツ見えそうで嫌なんです。

この会社は、女性が来ることなんて想定してないんだなーと思います。

そして、そういった応接室で来客対応する女性もいないんだろうなぁと思います。

 

アップルストアの透明階段とかもどうなのよ?って感じです。

男性も膝上のスカートをはいて、一日街を歩いてみれば、スカートはいてる人が気を遣うシーンが想像できるかもしれません。

 

女性も全員ズボンはけば良いじゃないか、って言われそうですけどね。

スカートの方が機能的に色々楽なこともあるのです。

 

勉強のできない人には、勉強のできる人の気持ちは解らない。

朝ドラで「勉強できる人には、勉強できない人の気持ちはわからない」って言葉が出てきたのだけど、これって、よく耳にする言葉だよね。

でも、実際のところ、勉強がいくらできる人でも、得意不得意はあって、頑張っても理解が難しい分野はたくさんある。

勉強ができる人が何に対しても理解できるのならば、世の中もっと進化しているわけで。

だから、「勉強ができる人」でも勉強ができない、解らない、って気持ちはちゃんと共感できると思う。

 

勉強が得意でもどうしても逆上がりができない、とかも同じだと思う。

逆上がりができない人が、「逆上がりができる人には、できない人の気持ちは解らないよね!」っていうのって、なんだかもやっとしてしまうのだ。

 

だって、もし、「勉強ができる人が、できない人の気持ちがわからない」というのが真実ならば、当然「勉強ができない人には、できる人の気持ちがわからない」はずでしょ。

むしろ「勉強できない人には、勉強できる人の気持ちはわからない」ことの方が顕著じゃないかと思うんだよね。だって、すらすら難しい問題を解く人の気持ちだとか、新しい研究結果出す人の気持ちって、そこを通過したことのない人間には解らないでしょう。

 

こういうのは色々バリエーションあって、女同士であれば「結婚できたあなたには解らない」「子どもに恵まれたあなたには解らない」などなど、『何かを叶えたいけど、それが叶わない』立場のひとが口にすることが多い。もちろん逆もあって「独身のあんたにはわからない」って言葉も聞かれる。

結局は、自分の立場に不満がある人が口にする言葉なのね。

 

だけど、既婚状態と独身状態を同時に体験することはできないし、子どもは授かり物だし、他人を妬むんじゃなくって、「相手の立場を尊重して想像して配慮する」ということができたら、もっと幸せになれる気がするんだけどな。

 

「あなたには私の気持ちはわからないよ!」

と言われたら

「もちろん。あなたにもそんなこと言われる私の気持ちわからないでしょう?」

と答えましょう。